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2008年5月12日 (月)

一応…出してみました

「プライド」

プロローグ

あれから何時間が経ったんだろう今の俺にはどうでもいい事なのかもしれない。

今の俺の自由は誰が借りたか分からないような薄暗く汚いコンクリートの部屋と壁に打ち込められた鎖に縛られている限り、どうにもなる訳がない。

俺の足は足枷で力ない俺の両足をコンクリートの床に縛り付けられて、両腕の鎖は足掻きつかれた後の冷たい汗が鎖越しつたり俺の背中に流れてくる。体中ボロボロで体に力が入らない。

そして頭の中には、過去の出来事が脳裏に焼きついてくる。自分の両親が警察に捕まった事、喧嘩に明け暮れた事、そして今のように体中を、訳も分からない連中に弄られた事今思うと良い思い出が全然ないな…。

ただ疲れた…考えるのも足掻くのもただ疲れた。

心残りって言ったら……こんな俺の人生にもたった一つ俺にも生きて誇れるモノが有れば欲しい…欲しい!そうだ!「誇り」が欲しい!生きている「証」が欲しい!こんなくらい部屋で死んで逝くのは嫌だ!

だから俺は足掻く!これが最後の力でも良い!外れはしないはずの鎖を引きちぎる為にこんな自分自身を、許せない為に俺は全力で前に踏み出してやる!

その時だった力のすべてを使い切ったのか、意識が朦朧としながら鎖が引きちぎれる音が聞こえドアの向こうから真っ白い光が見える其処から差し伸べる人の手が俺には眩しくて暖かくて本当に嬉しかった。

その手を掴んだ瞬間俺の意識が途絶え…そして俺の人生の逆転劇が始まろうとしていた。

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